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新緑の美しい季節、松本クラフトフェアに出かける機会があり、木々に囲まれた並木道沿いに白いテントが立ち並ぶ入り口より少し入った右手側に、何かキラキラ輝くものが。そこで出会った黄金色に輝く小さな真鍮のオブジェの輝きに、一目惚れしました。

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真鍮は、経年変化を楽しめ、時を刻む不思議な合金。見事に光り輝いていても、時間とともに空気に触れると酸化していき、だんだんブロンズ色の渋みのある鈍い色あいに変化して時を刻みます。
 
今回展示していただく「どこか遠くにある街」シリーズは、小さな手のひらに載せると、おとぎ話が生まれてきそうな想像を掻き立てられ、あつめていくと街ができる喜びも味わえます。
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目線をオブジェに近づけると、真鍮色の建物の世界に入り込みたくなる誘惑に誘われます。ジュエリー作家さんならではの美しい仕上がりで、細かいディテールにこだわりを感じます。
 
アクセサリーも4シリーズお届け下さいました。穀雨さんらしい凝ったお作りなのは勿論なのですが、穀雨さんらしいこだわりのある作品。ケースに入っておりますが、お試しいただけます。ぜひこの機会に身に着けてみてお試しくださいませ。

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今回、穀雨のデザイナー、長南芳子さんがインスピレーションを受けられた、安野光雅さんの永く愛される絵本『旅の絵本』を、ご一緒に展示いたします。
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秋の気配も少しずつ感じられるようになりました。月明かりに照らされるオブジェやアクセサリーの世界は幻想的で美しいです。お近くにお越しの際は、ぜひ恵文社に足をお運びくださいませ。
 
Enfer『穀雨』ミニフェア
 
旅で目にした風景や本を読み想像した世界は、時間をかけ混ざり合い新しい情景を作り出します。そのこころに浮かんだ情景を、物語を紡ぐようにジュエリーやオブジェという形で表現しています。 “どこか遠くにある街” の景色をご覧ください。

日時:2019/9/1(日) -9/15(日) 10:00-21:00
会場:恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール/ミニフェアコーナー

 

(星山)