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東京でこだわりの活版印刷を手掛けられるknoten Letterpressさん。
岡城さんという女性が用紙、印刷、紙へのこだわりを貫かれて制作されています。

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クノーテンはドイツ語で「むすびめ」という意味。
小さな一枚が手に取ってくださった方々の縁を結ぶような一枚になってくれたら…という思いがこめられています。
紙の質感や色、インキの色あいにこだわりながら、手キンと呼ばれる手動の活版印刷機で、一枚一枚、大切に印刷されています。

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初めて出会ったのは、今年早春に京都で開催された「紙博&布博」の会場で、
金色に輝くどうぶつの星座が刻印された、1枚1枚はがせるタイプの、珍しいマスキングテープに魅了された時。ふちが切手のように切り抜かれ、しかも活版で印刷されたシールタイプのマスキングテープとは、おそらく作りたくても手間暇やコストを考えると、誰もがしり込みしてしまうのでは。。。
それをあえて、岡城さんが「活版や印刷が好きだから」という、純粋な理由から、
歳月をかけて作り出されている事が、奇跡のようで、職人気質だなと尊敬してしまいます。

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こちらの商品は2019年 第2回紙もの大賞(糊もの部門)大賞受賞。
UVオフセット印刷、箔押し、グラビア印刷による糊塗工、レザーカット、特殊免許によるラベル加工と、紙加工技術の結晶のような作品。

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また人気のある「切手風シール」こちらは切り離して貼れる、切手好きにはたまらないアイテム。はがすと切手風に切り取られたタイプもあり、どちらも色数を抑えて、あえて活版の凹凸で絵柄を浮き立たせるという、マニアックな手法で作られています。

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切り離すタイプは、トレーシングペーパーの切手風シール。
剥離紙からはがすと透ける面白い趣向。インキは青金と銀。文字部分は築地活字さんのバンハードメヂウムゴチックというこだわりの活字で印刷されています。

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今回特別に「 KEIBUNSHA X KNOTEN LETTERPRESS 」と刻印された
蔵書票【灯台】恵文社限定ver.を作成していただきました。
knotenさんより

―燭台にも見えるかたちの
石の島に立つ白い灯台は、
書を照らすろうそくにも似て、
眩しく懐かしいような光で
自分の居場所を示します。
下の空欄に名前を書き入れて、
あなたの蔵書の 心に火を灯す一冊に
添えてみてください―

眼を凝らすと、選び抜かれた紙に活版の凹凸が美しく刻印されており、落ち着いたダークトーンの紙質と見事に調和されています。

ぜひ当店で書籍をお買い求めの際に、こちらの蔵書票を添付いただきまして、いつかまた読み返した際に「ああ、そういえば」と恵文社を想い出して頂ければ幸いです。

さいごに、星や星座好きさんにおすすめしたいアイテムがございます。
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四季の星座シリーズ 封筒セット
こちらは旅する汽車シリーズで、封筒に入れて頂くと、封筒に刷った汽車がまるで中のカードの星空を旅しているように見える仕掛けが。

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四季の星座レターセットは、四季それぞれの星図が種類の異なる紙
冬:グリスター
夏:スタードリーム
春:キュリアスメタル
秋:キュリアススキン
それぞれ個性的な紙に、青金・銀・メジュームのこだわりの3色で印刷されており、書くのがもったいないくらい美しく薄手のレターペーパーに魅了されます。銀ペンや白インクのペンで、優雅に文字を走らせてみては、いかがでしょうか。

大量に制作されているわけではないので、出会った時にお買い求めいただかないといけない貴重な活版となります。気になる商品がございましたら、お早めに。。

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他にも星座のカードや、活版印刷の動物柄や灯台、自然モチーフのカード類など沢山届けて頂きました。是非この機会に、お近くにお越しの際はお足をお運び頂き、美しい活版印刷の世界をお楽しみください。

(星山)