2019年9月の書籍売上ランキングをご紹介します。

 

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1位『高野文子「私」のバラけ方』高野文子 大竹昭子(カタリココ文庫)

2位『石の辞典』矢作ちはる 内田有美(雷鳥社)

3位『Catnappers 猫文学漫画集』長崎訓子(ナナロク社) 

4位『京都のいいとこ。』大橋知沙(朝日新聞出版)

5位『たぷの里』藤岡拓太郎(ナナロク社)

6位『Spectator vol.44 ヒッピーの教科書』(エディトリアル・デパートメント)

7位『バームクーヘンでわたしは眠った』柳木々々 安福望(春陽堂書店)

8位『602号室、木の見える部屋』スケラッコ

9位『ニュージーランドではしゃぐ。』はしゃ

10位『岩田さん岩田聡はこんなことを話していた』岩田聡(ほぼ日)

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1位は、『高野文子「私」のバラけ方』です。表紙のふたり、みなさんにも馴染みがあることでしょう。文筆家・大竹昭子さんがホストとなってゲストとトークする朗読イベントから生まれたシリーズ「カタリココ文庫」より。2015年に「ポポタム」で開催されたお二人のトークイベントを再構成した一冊です。『黄色い本』から、10年以上の時を経て刊行された『ドミトリーともきんす』への大転換、漫画を描く上でのあれこれ。高野文子の「最近」を伝える2019年のオフトークも収録しています。

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2位は、生活館ミニギャラリーで内田有美さんの原画展を開催した『石の辞典』です。展示に際して、内田さんが制作された「鉱石のハンカチ」も在庫僅かですが、ご用意ございます。

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3位は、長崎訓子さんの『Catnappers猫文学漫画集』。ヴォネガット、ブラッドベリ、庄司薫、北山耕平などなど、これまでにも数多くの本を彩ってきた彼女が描く、文学漫画作品集第三弾のテーマは「猫」です。ルナール、サキ、更級日記から芥川、赤川次郎、筒井康隆。古今東西の猫文学を、彼女の感性で切り取り、コミカライズした一冊。

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9/29(日)には、刊行を記念してペット似顔絵会「あなたの猫、描きます」と、トーク&サイン会を開催しました。そちらの様子のレビューはこちらからどうぞ。

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4位は、大橋知沙さんの京都歩き案内本『京都のいいとこ』。この数年、移り変わりの激しい京都ですが、おそらく何年か後に読んでも面白い一冊です。人気につき、品薄でしたが追加が入荷しています。

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5位は、ギャグ漫画家・藤岡拓太郎さんの絵本『たぷの里』です。7月発売ですが、累計で100冊以上手にとっていただいております。お相撲絵本に季節が関係あるかわかりませんが、これからの時期にもぜひ。

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6位は、雑誌『Spectator』のヒッピー特集。最近、久しぶりに会った人の誰とも「タランティーノ見た?」から会話が始まるような気がします。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の前後にぜひ。今後、出町座さんでも上映があるようです。

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7位は、詩人/川柳作家の柳本々々さんとイラストレーターの安福望さんによる新しい本『バームクーヘンでわたしは眠った』。以前当店でも人気だった、一風変わった会話辞典『きょうごめん行けないんだ』のタッグ再び。日々詠まれる句と綴られる文章。これは何だと言われれば、あたらしい形の日記です。

 

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8位は、漫画家・スケラッコさんの自費出版コミック『602号室、木の見える部屋』。なんと全編フルカラーでこのお値段。暮らしや部屋についての情報を提供するオンラインマガジンでの連載をまとめた一冊で、団地の一室に引っ越し、新たな生活を始める新婚の夫婦を描きます。間取り、ソファ、観葉植物。引越しをするひと、新たな暮らしが待っている人におすすめです。

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9位は、コミティア129にて発行されたはしゃさんの新刊『ニュージーランドではしゃぐ』です。10カ月におよぶニュージーランドでの生活の様子を描いた滞在記。同人誌やコミックにめっぽう強かった当店の姉妹店バンビオ店からの逆輸入コミック。バンビオ店はオンラインショップのみ、引き続き稼働しておりますので、ご興味がある方はこちらから。

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10位は、元任天堂社長の岩田聡さんのことばをまとめた『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた』です。ゲームという文化もこの数十年で大きく変わりました。ゲームの表現の幅はとても深い。

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いかがでしょうか。今月は以上です。また来月もお楽しみに。

 

(鎌田)