山本りくお『とくべつなひ』絵本箱展示のお知らせ

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2月1日より15日まで、アンフェールの店内一角にて、絵本『とくべつなひ』の絵をワイン箱に収めた作品集の展示が始まります。

作家の山本りくおさんは、LEEの筆名で、絵本『ヨクネルとひな』(酒井駒子・絵/ブロンズ新社)、『みてみて おかあさん』(みやこしあきこ・絵/白泉社)の文章を手掛けた方。今回初めて、絵も描かれてご自分の世界を表現されました。

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絵本はやさしいモノローグの世界。色数を抑えた画面に伸びやかに描かれて、線の柔らかな印象が物語の温もりとよく調和しています。
装丁は名久井直子さん。帯の推薦文は酒井駒子さんと絵本も素敵なのですが、展示の絵本箱は、ワイン箱を解体して、エイジングした木箱を使い、絵本の世界を立体的に仕立てたもの。とても奥行きのある面白い展示内容となっております。

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「ぼく おきられないよ…」で始まるお話は、お熱があってこどもえんをお休みするお兄ちゃんのしろくまが主人公のお話。
いつもは甘えん坊の弟がいるため、おかあさんに存分に甘えられないお兄ちゃんが、おかあさんと1日おうちで過ごす優しい時間を、丁寧に描いた絵本です。
病気の時の少し心細い気持ちや、誰かに傍にいてもらえる安心感。そして何よりかけがえのないこの一刻を経て、また未来へと繋がる成長の糧を、この絵本から得ていただければ…
山本さんは、あの絵本を読んでもらった子どもが、お母さんに甘えてくれたら…と思いながら描かれたそうです。

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病気の子どもと接する大人の方にも手にとっていただきたい絵本です。
しろくまの子の、おかあさんとの約束が、子どもの純粋な気持ちが描かれていて素敵です。(絵本より)
「おかあさんが びょうきになったら、ぼくが えほんを よんで、
うたを うたって、だっこしてあげるね」
子どもが病気になると親御さんは仕事を休んだり、色々気疲れもあると思いますが、この絵本を読み進めると、肩の力が抜けて心が少し楽になりますよ。

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絵本を読み終わった後、子どもがぎゅうっと抱っこしてくれたり、裏表紙に描かれた紙飛行機を折って飛ばしてくれたり、子どもに伝わりやすい絵本です。ぜひ手にとって御覧くださいませ。

初日の2月1日は、作家の山本りくおさんが在廊されます。(午後から16時30頃まで)
関西の皆様とお会いしてお話できるのを心待ちにされています。サイン希望の方もお声掛けくださいとの事です。

今回、同じ出版社である文溪堂から出版されている、おかあさんと男の子の気持ちを丁寧に描いた酒井駒子さんの絵本『ぼく、おかあさんのこと…』の絵本や、酒井駒子さんと山本りくおさんのポストカードも並びます。
絵本をプレゼントにご購入頂いた方には、酒井駒子さんの包装紙でラッピングを承ります。
温かい気持ちで一日を終える事のできる絵本。ベットサイドに置いて子どもとの貴重な時間を慈しんでいただければ嬉しいです。

 

誕生日でも家族旅行でもない「とくべつなひ」

こんな日のことは、おとなになっても

ずっとおぼえているんじゃないかな…。

そんなことを思いながら作った絵本と絵本箱の展示です。   りくお

 

山本りくお『とくべつなひ』絵本箱展示 ミニフェア
2020年2月1日~2月15日(最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール/ミニフェアコーナー

(星山)