最終回 百万遍さんの手づくり市

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3年前のつばめさん訪問から始まったこの連載もいよいよ今回が最終回。ご紹介したいお店が尽きたわけではなく、反対に日々ユニークなショップが生まれ続ける一乗寺界隈ですが、3周年を目処にキリのいいところで一旦終了し、次回より新たな企画を構想中。今までに取り上げる事の出来なかった左京区界隈のユニークなお店、次はあなたが探訪する番です。最終回はある意味もっともこの連載らしいとも言える「ここにしかない」小さなお店の集合体、手作り市を訪れました。

いつの頃からか毎月15日になると当店内が日祝日のような賑わいをみせるようになりました。当初は気付かなかったのですが、毎月その傾向が続くにつれ、手作り市を訪れるお客様がその帰りにご来店下さっていたということを知りました。

京都市左京区知恩寺の境内で毎月15日に行われている百万遍さん手作り市。1986年から20年以上にわたり開催されているため、古くからの参加者も多く、近頃では若い作り手の皆さんの参加もどんどん増え、毎月400店近くのテントが並ぶまでになりました。地元のお客さんはもちろん、全国からこの手作り市に合わせて京都に訪れる方も多く、毎月1万人以上の方が入場されるそうです。

2月15日(日)の手作り市は春の陽気で、一段と人出が多く賑っていました。正門のほかに西側、南側にも入り口があり、階段まで続く店もあります。本堂をぐるっと囲むように至るところにテントが張られているので、順路を決めて何度か往復しないと見切れないほど。その場で調理して販売するという形態は禁止されているため、食べ物はすでに調理されているものが販売されます。毎回行くたびに目につくのはパン屋さんの多さ。人気店は長蛇の列ができ、午前中に売り切れてしまうところも多いので、早めに行くのがお薦めです。食べ物はパン、焼き菓子、ジャム、畑で作った米、無農薬野菜や豆、調味料などが豊富に販売されています。ちりめん山椒、キムチ、漬物、カレースパイス、コーヒー、などとにかく専門店が多いのですが、それらはすべて「手作り」であることが条件で、決して大量生産はされていません。わざわざここへ足を運ばなければ手に入らないものばかりなのです。柿渋、草木染めの材料を販売しているお店、手作りのニットやアクセサリー、洋服、ガラスや陶芸、金工作品を販売するお店などが混沌とひしめき合い、活気があります。出店者は毎回抽選で決まるので、毎月同じ店が出ているとは限らないそうですが、常連出店者も多いようです。

最寄の出町柳駅から叡山電車に乗って10分で一乗寺へ。午前中手作り市に行って、そのまま当店にお越しの方も多いです。春はお花見もできますので、このルートで是非遊びにいらしてください。

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「ちゃぶ台」を中心とする古家具をリペアするヴィンテージ家具屋「チアブ家具」さん。ほぼ毎月出店しています。人気のちゃぶ台のほか小引き出しや木箱も。ちゃぶ台をお探しの方は朝一番に行くのが薦め。

 

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(右)古道具商「夜長堂」さんと左)古布でバッグやハンチングを作る「モスリン」さんはいつも一緒に出店。大体毎月出店されています。モスリンさんの作品は種類が豊富で可愛らしいコサージュも。聞くところによると「もともとコサージュを作っていた」そう。隣は大体「チアブ家具」さんと決まっているようです。

夜長堂 web site: http://yonagadou.com/

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北白川のパン屋さん「ちせ」さん。野菜がギュっとつまった人気のパンはすぐに売り切れ。ジャムやハチミツのほか、ステンドグラスや陶器、ニット作品なども並びます。
web site: http://chise.in/

 

tezukuri5大正13年創業の夢倶楽部。職人さんが作る桐材の箱いろいろ。まな板や羽子板、引き出しやアクセサリー入れなども。ほぼ卸値で買えるのでお手頃です。ギフト用の箱にもお薦め。

 

 

tezukuri6ガラス作家Subiki awa(スビキアワ)さんのガラス作品。薄手のグラスに、色鮮やかな柄がきれいで、遠くから見ても一段と華やかな売り場になっています。毎回大人気だそうで、1点ものばかりの作品を吟味する女の子でひしめきあっていました。

 

tezukuri7「御多福珈琲」 四条寺町に実店舗もある。手作り市には必ず出店していて、元祖行列のできる店になっている。オリジナルのマッチも可愛い。 京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町609 TEL 075‐256‐6788

 

 

tezukuri8「こりあんふ~ず ひらまつ」 やはりスーパーではなくコリアンショップで買いたい自家製キムチやチャンジャ。韓国料理に欠かせない調味料や素材が揃っている嬉しいお店。

 

 

tezukuri9「カシーロ」 味と香りの万華鏡..マサラカレー粉のお店。50g500円~。

 

 

 

tezukuri10野菜や豆、古代米、お茶など自然食が豊富に揃っているお店。安くて美味しそうなので、ついついたくさん買ってしまう。

 

 

 

tezukuri11ちりめん山椒のお店。1パック1000円で、大人気。濃い味、薄味がある。

 

 

 

tezukuri12高価な古布を扱うお店。藍染に刺し子をした野良着や、型染めのハギレ等を使っているものが多い。

 

 

 

tezukuri13金属アクセサリーの「喜一屋」さん。意外にも(?)男性でアクセサリーを出店されている方が多く、こちらのお店もそうでした。真鍮のシンプルなバングルを購入。3000円。

 

 

百万遍さん手作り市
場所 「知恩寺」(※知恩院ではありません。ご注意ください)
京都府京都市左京区田中門前町103
京阪「出町柳駅」より徒歩 約12分 市バス「百万遍」バス停より徒歩 約1分

開催日 毎月15日
9:00 ~ 16:00
※基本的には雨天催行、大雨の場合は不催行(公式ウェブサイトにて確認できます。)