第十七回 「 Norwegian wood(ノルウェジアン・ウッド )」さん

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前回に続き間を空けずにハイペース更新。それだけ取り上げるネタが多いというのはありがたいことです。これまでの連載のお店にご協力いただいて一乗寺スタンプラリーなんてのもいいかも・・。
仕事帰りにビールだけ一杯飲んでいける店が近くにあればなあとぼんやり考えていたら早速現実となりました。初夏にお隣のキャプテン(*1)さんと立ち話しで近所でバーを始めるという話を聞いてから数ヶ月。早速楽しみにしていたニュー・オープンのカフェ&バーに行ってまいりました。今回は昼の部と夜の部の二部構成でお送りいたします。

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夜の部店長の谷田晴也さん。

- ここってもともとなんのお店があったんでしたっけ?

( 以下、昼の部「」内は藤岡さん )

「ずーっと以前からコロラドって言う喫茶店だったんですけど、一年ほど前にまた別の喫茶店にリニューアルして。そこのオーナーさんも続けられなくなった時にウチに話が来たんです。降って沸いたような話だったので急にはお金もかけられなかったんですけど、改装は前の方がある程度されていたし、もとが喫茶店だったので基本はそのままでも大丈夫なので助かりましたね。」

- お昼は奥さん(*2)で、夜は谷田さんの二人で営業されてるんですよね。
「もともと店を始めたくて準備したというわけではなく、店の常連だった谷田君がこの話を引き受けてくれなかったらやらなかった話なんですね。キャプテンは一人で手一杯だし、お店帰りに好きな音楽が聴けて一杯飲んで帰れるところがほしくって常連の谷田君に店をやらないかと相談したんです。だからまだまだいろんなことを勉強中なんですけどね。」

- やっぱりお客さんはキャプテンさんの常連さんが多いですか?
「そうですね。そういう方もおられますし、周りの音楽好きの方々がやってこられますね。地元の方も来られますけどやっぱりこの辺りには面白い方が多いですね。東映の撮影所で小道具作られてた方とか。ああいう世界って監督が言ったことはゼッタイだから、なんだって作らないとダメなんですよ、蝶々が飛び立つ仕掛けとか・・」

- 非常に興味ありますね、その話・・。それは今度ゆっくり伺うとして、もともとお店を始められる前って飲食業のご経験はあったんですか?
「アパレル関係で宣伝の仕事をした後は子育てに専念し、スローな生活を楽しみました。アルバイトでホテルやカフェで働いていた経験はあります。すべて勉強しながらやってるって感じですね。メニューにしても、たまたまスリランカから紅茶を直輸入している友人に譲っていただいていたり、紅茶ポットも恵文社さんで南部鉄器を購入させていただいたりと、人とのつながりで出来上がっています。メニューは未だ少ないけど一つ一つは丁寧に作っています。恵文社さんに遠方から来られるお客さんも、知らない町の知らない店にふらり立ち寄られる感じで入っていただけると嬉しいですね。」

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(左)シックなブルーグレーの壁が木製チェアによく合います。壁にはワイエスの絵がさりげなく飾られています。(右)奥のテーブル席。ロバート・ジョンソンのポスターが。随所に見られる植物やテキスタイルのインテリアもこだわりが感じられます。

- なるほど、ありがとうございます。じゃあ、夜にまたお伺いして谷田さんにお話を・・

(ここで舞台転換。以下、夜の部「」内は谷田さん)

- お昼奥さんににお話し伺ったんですけど、谷田さんはもともとキャプテンさんの常連客だったんですね。

「そうですね。藤岡さんがキャプテンに来る前くらいから通ってて、お互い音楽やってる事もあって気に入られまして。出張で店を開けられるときとかたまに店番まかされたりとかするようになってました。そこに今回の店の話が出て来て。」

- それまでは何をされていたんですか?
「大阪で会社員やってました。一乗寺に住みながら通ってたんです。この話があって、やってみようかなと退社して。店を始める前には麩屋町二条の知人の店を2~3ヶ月手伝わせてもらいながら勉強しました。そこももともと常連として通ってたところなんです。」

- 店内にレコードや楽器が飾ってあったり、ミュージックビデオとかがモニターで流れてるのは谷田さんのご趣味で?
「藤岡さんの趣味もありますね。お互い趣味は微妙に違うんですけど、どちらも古いモノが好きだし。僕はニュー・ソウル(*3)あたりが基本的に好きなんだけど、ロバート・ジョンソン(*4)とかは藤岡さんの趣味。この前も東京行って来て店内で流す様のDVD仕入れてきました。お客さんでもこれ流して欲しいと買って持って来られる方もおられますよ。ギターとか置いてあると男くさいイメージあるかもしれないけど女性にも気軽に来て欲しいですね。」

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(左)お薦めのケニアの紅茶をいただく。当店でお買い上げいただいた南部鉄瓶のティーポットで。お店に馴染んでいて嬉しい。(右)谷田さんがお相手をしてくれる夜の部。カウンター席も落ち着きます。

- イベントなんかもやられていくんですよね。
「そうですね。イベントやればお客さんがウチの店に雰囲気を味わうきっかけにもなるし、今は未だウェブサイトなんかの宣伝ツールも準備中なのでこれから徐々に増やせていければ良いですね。この前も店内でライブもやりましたし、今度店長さんにDJもしてもらいますしね。」

- この度はよろしくお願いします。じゃ、最後にお客様にどのように使っていただきたいですか?
「カウンターでお酒飲んで頂くのも良いし、テーブル席でゆっくり本読んでもらったり、喫茶店の様に使っていただいても嬉しいですね。これから徐々にごはん物も増やしていくつもりなのでよろしくお願いします。」

ふとしたきっかけでお店ができる。そんな土壌のある一乗寺らしさが垣間見 えるお話でした。早速、閉店後ふらり立ち寄るスタッフもちらほら。キャプ テンの藤岡さん自身、同じように閉店後立ち寄って飲んで帰られるそうです 。それがやりたかったのか・・・。

(堀部、椹木)

*1 お店探訪第三回を参照(http://www.keibunsha-store.com/archives/4497
*2 キャプテン店主の藤岡さんの奥さんがお昼は切り盛りされています。
*3 1970年代以降の、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、カーティス・メイフィールド、ダニー・ハザウェイなどに代表されるいわゆるソウルミュージックの新潮流。谷田さんの名刺にはギタリストとしての芸名「タニー・ハルヤウェイ」のクレジットが。
*4 とにかく伝説の多いブルーズメン。女性関係のトラブルで毒殺された。当店でも人気のコミック『俺と悪魔のブルース』は彼を主人公にしたもの。

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■おすすめの一品
オリジナルカレー 780円 / シーフードピラフ 680円 / オムライス 680円
名水水出しコーヒー 400円 / スリランカ直輸入紅茶 400円

Draft beer 500円 / Bottle Beer 各種650円~ / Wisky,Spirits 各種600円~
Coktail 各種650円~ / 焼酎やワインや食べ物もあります

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NORWEGIAN WOOD

〒606-8184
京都市左京区一乗寺払殿町48番地 コーポ吉沢1F
TEL 075-721-2568

■Day time 
定休日水曜・営業時間 10時~16時30分

■Nigt Time
定休日 月曜日(祝日は営業)・営業時間 1900~
※臨時休業の場合がございます。遠方からお越しの際は上記までお電話下さい。