第十七回 瀧澤昌子さん(はつめ舎代表)

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個性豊かな作家さん、アーティスト、取引先の皆さんと毎日のように関わりながら成り立っている当店。そんな人々を探れば自ずと店の輪郭までもが浮かび上がるのではないかということで、スタートしました連載「いちじょうじ 人間山脈」。

第17回ははつめ舎代表・瀧澤昌子さん。「ぬかぽん」という玄米・いりぬか・海水塩が入ったホットバッグを企画、製造されています。日々からだのメンテナンスをするための使える道具「ぬかぽん」は、待ってましたと叫びたくなる逸品。患部にあてるだけのぬかぽんは理屈は抜きにしてとにかく楽で気持ちいい。こんな使える商品を販売することになったきっかけをなどを伺ってきました。

― 「ぬかぽん」をいただき、毎日使ってます。本当に気持ち良くて、いろんな知人にも使っていただきましたがとても好評ですね。どういうきかっけで作り始めたのですか?きっかけを教えて下さい。

本格的に販売し始めたのは、4年ぐらい前になります。きっかけは体調を崩していた時に、お世話になっている方が作られたものをいただいたんです。それが自分にとって凄く良いものだったし、誰が使ってもその人なりに良いものなんだろうなと思ったんです。しばらくしてお世話になった方々にお礼をしたいという気持ちになった時、お金のない自分なりにこれなら作れるかなと思って40個ぐらい配ったんです。そうしたら反応がとても良くて、もっと作って欲しいという要望が増えたんですね。じゃあもっといろんな人に使ってもらいたいなと思って、「ぬかぽん」という名前で販売し始めました。

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―塩は静岡産とか、使う材料が決まっているのはなぜなんですか?

私たちが使っている静岡の塩は荒塩なので、湿気を吸いやすいんです。ぬかぽんってしっとりとした熱が重要。ぬかも空気中の湿度を吸う役割をしています。

―玄米、ぬか、塩を温めるという発想はもともとあるものなんでしょうか。

昔から知ってる人は知ってるようなのですが、調べても出どころが不明なんです。自分で作っている人も中にはいるようです。あとぬかじゃなくて韓国の砂とか、違う材料を使っている人もいるし、外国でも身の回りにあるものを温めて当てるという発想はあるのかもしれません。

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―温熱療法や野口整体もされているそうですが、やはりもともとからだ作りには気を使うほうですか?

昔体調を崩したということがあったので、きっかけはあったかもしれませんが、特に何も考えてなくて。気持ち良い、好きなことを続けていたら結果的にこうなりました。野口整体は活元運動というのだけしかしていないのですが、自分にとって良い発散になっています。例えば他の方がダンスなどをして、体を動かすような感じ。気持ち良いし、楽しいから続けてこれた。ぬかぽんも同じで、ただ気持ち良いというだけで、あまり深く考えて物事を続けるタイプではないんです。

―確かに毎日体のどこかは疲れるし、疲れをとりたいなと思っても、「やらなくては」と思うと続かないことが多いのですが、ぬかぽんだと温めて寝るだけですしね。

そうでしょ?本当に気持ち良いんですよ~。是非続けて使って欲しい。何に関しても理由とか聞かれるといつも困るんだけど、ぬかぽんは気持ち良いから使って欲しいっていう、それだけなんですよね。

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座右の書:『ゾマーさんのこと』(パトリック・ジュースキント / ジャン=ジャック・サンペ 絵 文藝春秋)

―では最後に座右の書をお願いします。

ぬかぽん同様、ライナスの毛布的な存在かも。そのわりに、通して読んだのは三回ほどなんですが、ちょいちょいぱらぱらめくってます。サンペさんの絵は本当に好きです。それに読むたびにゾマーさんに対して思うことが違って面白い。私は今まで読んだどの本にでてくる人より、ゾマーさんが好きです。一箇所だけゾマーさんが話すシーンがあるんですが、そこに来ると、いつも本当にドキドキします。ゾマーさんに会いたいから読んでるみたい。これも特に理由はないんですが..普段あまり本を読まないのに、この本は捨てずにずっと持ってます。

はつめ舎HP:http://hatsumesha.com/nukapon/
「ぬかぽん」はこちらからご覧いただけます。
(INTERVIEW , TEXT ,PHOTO BY 椹木知佳子、はつめ舎HPより転載)